建築×ライフ

【即効性あり】眠れない時に効果的なピアノアルバム5選

2020-03-07

なんだか眠れないし音楽でも聴こう。何かいい曲はないかな
LADDER
眠る前にうってつけの音楽がありますよ。

眠れない時に音楽を聴くメリット

小さい頃から母に「眠れない夜は、眠らなければいい。」と言われて育ってきた僕ですが、

もちろん、次の日の為に絶対に眠らなければならない夜もありました。

そんなときにぼくは子供ながらによく、クラシックを聴かせられてきました。

そんな習慣もあってか、今にして思えば僕はさほど眠ることに苦労してこなかった方だと思います。

睡眠の質を高めるために就寝前に音楽を聴くメリットはいくつも挙げられます。

  • 心地の良い音楽を選べば、興奮した脳を落ち着かせることができる。
  • 耳に馴染みやすい音楽を流しておくことで、細かな音が気にならなくなる。
  • 音楽をに意識を向けることで、その日の感情に振り回されずに済む。

モーツァルトで眠れない僕

「モーツァルトに代表されるクラシック音楽を聴くと、知能検査で高い成績を示す」という

1990年代にカリフォルニア大学のフランシス・ラウシャーらによって

発表されたこのモーツァルト効果は、勉強や睡眠に効果的だと大変な話題となりました。

しかしながら、個人的にはモーツァルトの音楽は大好きなのですが

眠る前に聴く音楽としては音数がやや多い気がして、僕には不向きでした。

モーツァルトに代わる眠前音楽を求めて僕は試行錯誤してきました。

眠れない時にはどんな音楽を聴くとよいか

後年の研究で、モーツァルト以外にも、好きな音楽を聴くことによって

脳内で幸せホルモンとよばれるドーパミンが分泌され、快眠を促すことがわかりました。

しかし、いくらいくら好きだかと行ってロックやメタルを睡眠前に聴いたって、

寝付けないことは容易に想像できます。

一般的に心地よい睡眠を促すための音楽を選ぶにあたっては、

以下の点が推奨されているようです。

歌詞がない曲:歌詞があると意味を考えてしまう。

ゆったりとしたテンポの曲:速い曲だと、脳波が活性化してしまう。

繰り返しが多い曲:次の音が予測しやすいと、脳への負荷が減る。

コツコツと開拓してきたピアノアルバム

以上のような点を踏まえた上で、僕は中学生ごろからすでに

いろんなピアノアルバムを聴き漁っていました。

そもそも僕はジャズでも、クラシックでも、エレクトロでも、

ジャンル問わず普段からピアノアルバムをよく聴いています。

日中聴いたピアノアルバムの中で、これはいいな。

とおもったものは、その夜、寝る前に聴いてみたりします。

ここからは、僕が眠る前に良く聴いてきたものを厳選してご紹介します。

眠れない時に効果的なピアノアルバム5選

眠れるピアノアルバム①The Melody At Night, With You / Keith Jarrett

96年からおよそ3年間、慢性疲労症候群という病で、

一線から離脱していたキース・ジャレットが、

病床の彼に付き添った妻への感謝と愛を込めてつくったというアルバム。

ケルンコンサートアルバムの独創的で美しいメロディと、

奇妙なうめき声にどはまりしたことからキース・ジャレットを聴くようになったのですが

このアルバムは僕がそれまで知っていたキース・ジャレットの

どの楽曲にも似つかない特別なものでした

それもそのはず本作は、もともと自宅で録音したプライベートな音源でした。

なので本当はリリースすることを考えていなかったというエピソードからも箔押しされているように、

一流の才能が富も名声も目的とせずに全力で妻に捧げた、真の傑作なのです。

序曲の “I Loves You Porgy”のラブソングらしい優しいタッチで一気に

幻想的な世界に導かれ、一音一音、妻への感謝と愛を丁寧に紡いだ全編が終わる頃には

ぼくたちはとうに深い眠りの中にいるのです。


 

眠れるピアノアルバム②Pino / Otto A Totland  

ノルウェイ出身の、オット−・エイ・トットランドのこのピアノアルバムには

人生のいろんな辛い夜で大変お世話になってきました。

北欧らしいどんよりとした世界観が目の前に広がる朴訥なピアノの一音一音は、

みずみずしい自然を想起させます。

ノイズ混じりの素朴なレコーディングの風合いも

疲れてネガティブになった心をヒーリングしてくれます。

一番の目玉曲は7曲目「Pino」です。

ノスタルジックで、涙を誘うようなサビのメロディは、

今日もお疲れ様でした」と労われているような気持ちになります。

聴く順番としてはPinoから聴くことが多いですが、

一曲目から聴いてもとても聴き心地の良いマスターピースです。


眠れるピアノアルバム③From Left to Right / Bill Evans

 ジャスピアニストの代名詞的存在であるビル・エヴァンスのピアノ音楽が僕は大好きです。

生誕90周年を記念した彼のドキュメンタリー映画である

「ビル・エヴァンス・タイム・リメンバード」が昨年公開されましたが、

上映期間終了ぎりぎりまで観ていなかった僕は昼休みを前倒しにして

こっそりユジク阿佐ヶ谷というミニシアターに滑り込みで足を運んだのでした。

しかし、そこで見た彼の自伝映像の中には、本作は取り上げられていませんでした。

なぜなら、このアルバムが彼のキャリアの中においては

極めて異端であったのだということが後に調べてわかったのでした。

本作で、エヴァンスは、それまでの彼の主戦場だったクラシックピアノを捨て

エレクトロニックピアノにトライしたのです。

この選択は、当時のジャズ批評家の大変な不評を集め、総スカンを喰らったそうです。

ここまで書いてきた思ったのですが、キースジャレットといい、ビルエヴァンズといい、

僕はなぜかそのアーティストのキャリアの中でも特殊解となったアルバムを

寝る前に適していると考える傾向にあるようです。

エヴァンスはドラッグやタバコ、アルコールの過剰摂取等の不摂生の習慣があり、

それらが祟って「時間をかけた自殺」ともよばれた人生だったのですが、

このアルバムはそんな彼が自身の安息のために書いた曲なのではと思わせるほど、安らかなのです。

1曲目ののWhat Are you Doing the Rest of Your Life?

のっけからの哀愁と諦観、タイトルとのマッチングには胸がかき乱されます

彼のキャリアでもレアなボサノヴァな5,6曲目のThe Dolphinの評価が一般的に高いのですが、

僕はだいたい4曲目までには眠りについているのです。

エヴァンズのピアノアルバムは他にもいくつか寝る前に聴いてるので、

そちらも機会があればまとめたいと思います。


 眠れるピアノアルバム④True /Lambert

奇怪な仮面をかぶった、本名も、年齢も、出身国も、非公開のピアニストLambert

一説にはドイツにバックボーンがあるという話もあります。

(ピアノはドイツのある田舎町からもってきていたものを使用しているそう)

その悪魔的な風貌とは裏腹に、彼が奏でるメロディは繊細にして幻想的です。

ショパンに影響を受けているというあるインタビューでの回答からも伺えます。

静謐でときにロマンティックな曲の進行は、彼の仮面の内側の、

やわらかい心の機微に触れているような気分になります。

彼は、自身もバンドでドラムスの経験があり、オアシスやWEEZER、RADIOHEADの

コピーをしていたという背景もあってか、

ジャズピアノの即興性と、エレクトロな技工を駆使した

ロック、ポップステイストなどとのクロスオーバーな楽曲も発表しています。

ドイツの作曲家Stimming とのコラボ「EXODUS」を聴いたときは、

これからの時代のピアノプレイの先鋭性を垣間見た感じでした。

傑作揃いの彼のアルバムの中で僕が最も好きなのは「True」です。

全12曲にして計39分という、一曲のボリュームがとてもコンパクト

アルバムですが、収録曲はどれも甲乙つけがたく、おすすめできます。

寝る前に聞くときは1曲目のPorcelianから聞くか、4曲目のThe Streamから聞くと丁度いいです。


眠れるピアノアルバム⑤SEVEN DAYS WALKING / Ludovico einaudi

イタリア系スイス人の知人に教えてもらった

このルドヴィコ・エイナウディ祖父は、なんと元イタリア大統領だそうです。

そんな、華麗なるエイナウディ家の血を引いた彼の音楽観もまた多彩で、

ポップスからロック、ミニマルから、映画BGMまで手掛けるマルチなスタイルは、

ある意味デモクラティックだとも言えるでしょう。

僕が好きなのはSeven days walkingという一週間をテーマにしたピアノ楽曲アルバムです。

DAY4〜6あたりの流れが特に好きです。

特に疲れているときはDay6から再生してそのまま眠るパターンが多いです。


眠れるピアノアルバムおまけ:Marconi Union - Weightless

2013年にイギリスで発表された、科学者に基づく最もリラックスできる曲

「According To Scientists, This Is The Most Relaxing Tune Ever Recorded」という記事によると

Marconi Union - Weightless が最もリラックスできる曲であるとされています。

以下ランキングを引用します。

1. Marconi Union - Weightless

2. Airstream - Electra 3. DJ Shah - Mellomaniac (Chill Out Mix)

4. Enya - Watermark

5. Coldplay - Strawberry Swing

6. Barcelona - Please Don't Go

7. All Saints - Pure Shores

8. Adelev Someone Like You

9. Mozart - Canzonetta Sull'aria

10. Cafe Del Mar - We Can Fly

According To Scientists, This Is The Most Relaxing Tune Ever Recorded
The top ten relaxing songs

冒頭に述べたモーツァルトは9位に入っていますね。

1位のWeightlessは2011年にマンチェスター出身のアーティストMarconi Unionによって発表されました。

ギター・ピアノ・エレクトロ等を合わせたこの曲を聞いて5分もすると、科学的には、心臓の鼓動がこの曲と同じテンポになり、途中でさらにダウンテンポし、常に心臓と並走するようなリズムになってるそうです。

音楽療法士の協力のもと作られたという“Weightless” は65%の緊張度緩和と 35%の心拍数低下 の効果がみられたと言います。

参考記事はこちら

批判や、疑問もあるようですが、僕の個人的な感想をいうと、かなり効果はあると思います。

(昼休みに聞いてそのまま眠ってしまったこともあります。)


まとめ

この記事では僕なりに、眠りを誘ってくれる良質なピアノアルバムをご紹介してきましたが、

如何だったでしょうか。

眠れない時には、音楽を選ぶこと以外にも

複合的な工夫をすることで早く眠れるようになるでしょう。

例えば、暖かいミルクを飲んだり、スマホを控えたり、入浴は早めに済ませたり、

部屋の明かりを電球色にしたり、などなど。

この記事で紹介してきた素晴らしいピアノアルバムの数々も

安眠のための方法のひとつとして加えて頂ければと思います。

-建築×ライフ

Copyright© ArchiLadder , 2020 All Rights Reserved.