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転職・就活・留学に効く!建築・デザイン系ポートフォリオの作り方

2020-06-11

建築・デザイン系ポートフォリオの作り方を知りたいけど、何から手をつけていいかわからない

こんなお悩みを解決します!

本記事の内容

LADDER
留学・就活・転職活動を経て4度のポートフォリオを作成した

現役サラリーマン建築家の僕が以下の内容について解説します!

  • ポートフォリオに載せるべきコンテンツ
  • ポートフォリオの参考サイト
  • ポートフォリオ作成に必要なアイテム
  • ポートフォリオのサイズ、用紙の向き、ファイリングの種類
  • ポートフォリオのサイズ、用紙の向き、ファイリングの種類
  • ポートフォリオ作成にあたっての注意点

この記事を読めばポートフォリオ作りの概要がわかり、すぐに作り始められますよ!

限りある就活・転職時間を有効に使うべく、読んだらすぐにポートフォリオをつくってみてください!

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もくじ

建築就職・転職用ポートフォリオのコンテンツ

content

ここでは、ポートフォリオに載せるべきコンテンツについて解説していきます。

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プロフィール

スキルや、学歴、経歴、賞歴などをアピールしておきましょう。

CGやCADソフト、特にAutodesk系の製品はのスキルは学生のうちに無料体験版などを利用して

ある程度触っておくと社会人になったときにすぐに使えるので、ライバルと差がつきます!

autodesk blue
Autodeskオートデスクとは?5つの人気ソフトの特徴を解説

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履歴書には書けない生い立ちやエピソードなんかがあるとネタになります。

面接時間は限られているので、長ったらしく経歴を書くより、

写真やアイコンを並べていくだけでおしゃれに、かつ視覚的に自分を短期的にアピールできます。

目次

何を載せようか迷っている方はここで、ある程度コンテンツをしぼって、見せ方の順番なども検討してみましょう。

就活編

研究活動

自分がどんな研究室に所属していたかや、研究・活動内容を簡単にさらっておきましょう。

ここでも写真を多めにつかって視覚的にアピールすることをおすすめします。

設計課題とコンペ作品等の実績

学校の課題での評価や、コンペでの実績もあるといいですね。

かと言っていわゆる「コンペキラー」が就活でも「就活キラー」となるかと言えば必ずしもそうではありません。。

まわりの友人を見ていてもそうでしたが、コンペ経験0の人が大手設計事務所に内定をもらって

たくさんのコンペで成績を挙げていた人が苦戦するということはよく見られました。

結論、コンペでの成績は多少プラスにはなりますが、あくまで補助的なアピール材料にしかならないということを僕は学びました。

学外活動など

留学や、ドローイング、趣味のページなどがあってもいいですね。

話が広がりすぎて統一感がなくならないように、自分が推したいアピールポイントを、

課題作品などと含めて一貫して伝えられるような活動があれば載せておきましょう。

転職編

これまでに手掛けたプロジェクト

手掛けたプロジェクトのディティールなどは面接では、細かくつっこまれた記憶はあまりありませんでした。

写真を多めに載せて、図面は最低限にして、簡単に振り返れる程度でよいでしょう。

会社以外での活動

こちらは就職編でも書きましたが、転職フォリオ編では、異業種や関連業種へのアピールには、

あえて建築とは関係ないことを載せておいて自分の活動の幅をアピールしておくのもいいかと思います。

ポートフォリオの参考にしたいサイト

reference site

issue

建築系ポートフォリオサイトと言えばこちらです。

世界の様々なポートフォリオを見ることができます。

ファイルのアップも簡単なので、無料でサクッとアカウントをつくっておきましょう。

Portfoliobox

世界25万人以上が使用しているポートフォリオサービスです。

洗練されたサイトデザインが多く、見ていてとても刺激を受けます。

無料会員登録で、自分のポートフォリオサイトもオープンできます。

有料オプションでは、独自ドメイン取得もでき、無制限で作品も掲載できます。

choicely

choicelyは、Webサイトを集めているWebデザインギャラリーです。

紙媒体のポートフォリオというより、ウェブポートフォリオの事例が豊富で、

分野別に様々なサイトを参考にすることができます。作品やウリの見せ方などはポートフォリオの見せ方にも応用できますね。

ポートフォリオに載せるパースや、図面のイメージは日頃から

Pinterestや、CGパースサイトなどを見て定期的に参考イメージをあつめておくと

ポートフォリオのイメージも決まりやすいですね!

建築パース|参考にしたい世界のCGパースサイト15選

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建築就職・転職用ポートフォリオ作成に準備しておきたいもの

preparation

ポートフォリオ作成に必須①Adobe ソフト

基本はInDesignを使って編集します。InDesignはノンブル機能や、

データもリンク形式で落ちることもなくスイスイ操作可能なので、ポートフォリオ作成には必須です。

アドビ系ソフトの無料体験方法や料金体系についてはこちらの記事で解説しています。

おすすめAdobeソフト5選|無料体験+解約方法も解説

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ポートフォリオ作成に必須②紙

紙質が与える影響は大きいです。ここぞの面接には、奮発しましょう。

ぼくは、以下の2種類のような使い分けをしていました。

①履歴書と合わせて添付する作品シート(A4 or A3):光沢紙

作品シートはだいたいどこも1、2枚の提出でOKなので、

ここは奮発して写真用の光沢紙をセレクトしましょう。

コンペ提出時もよく光沢紙を使ってだしていましたが、印象は結構ちがいます。

②ポートフォリオ用の紙:スーパーファイン紙

枚数の多いポートフォリオの場合、ページをめくることやインクののりなどを考えるとスーパーファイン紙|マットあたりが妥当です。

ポートフォリオの紙質にこだわりたいアトリエ派な方は、

ぜひお店に行って色んな手触りや色の紙を吟味することをおすすめします。

ポートフォリオ作成に必須③これまでのデータ

設計当時の図面や、写真、Grasshopperなどが使えるならそのスクリプトのスクショなんかを掲載しておくと有効です。

昔の設計案を見ていると、修正したくなるものですが、

あまり時間をかけすぎるとポートフォリオの完成が遠のきますのでご注意ください。

ポートフォリオ作成に必須④CAD、3D、その他ソフト

前述のとおり、以外とこまごまと修正したくなるので、適宜準備が必要です。

建築系ソフトについては詳しくはこちらの記事で解説しています。

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LADDER
ポートフォリオの作成を期にCGスキルを見に着けたいという方はぜひこちらの記事もご覧ください!
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ポートフォリオのファイリング形式

file format

ここではポートフォリオの3つのファイリング方法について解説します。

  • クリアファイル
  • リングファイル
  • 製本

以上について、僕が実際に使っていたものも含めてご紹介します。

LADDER
僕自身はクリアファイルをまずは買っておいて、その後完成版のポートフォリオを製本屋さんで製本してもらいました。

①クリアファイル

クリアファイルタイプには、大抵プラスチックのカバーが前後に付いているので、かばんに入れても耐久力は◎です。

リング形式に比べて、穴あけパンチを行う手間もないので、とりあえず用意しておいて間違いはないでしょう。

ハードカバーはスケルトンな方が、中身がチラ見えして、主張できるのでおすすめです。

ポケット数は20ポケット=両面利用で40ページで十分かと思います。

クリアファイルの難点としては、室内の照明が当たってきらっとページが光って見づらいことがあります。

またファイルに入っている分、リング形式に比べると、ページはややめくりづらいです。

②リングファイル

ルーズリーフ形式のリングファイルでは、ページの差し替えも容易で、紙の質感そのままにページをめくることができ、

クリアファイルのように光も反射しないので、扱いやすさには長けています

パンチを使って紙そのものに穴をあける手間があり、クリアファイルに比べると、

ページがファイルにカバーされないため、雨天時などには、細心の注意が必要です。

③製本



本のような製本を行う場合には製本屋さんに事前に掛け合っておく必要があります。

出来上がったあとにページの変更ができないのは大きなデメリットですが、

出来合いで用意した感じのファイル形式のものに比べると、ポートフォリオの見た目の完成度はずいぶん違います。

最近ではネットでデータを送れば製本してくれるサービスもあります。

無印の「BON」は、50ページ未満で、詩的なフォトブック的ポートフォリオを作りたい方にはおすすめです。

MUJIBOOKS(無印良品)推奨のフォトブック『BON』

ポートフォリオのサイズ問題|4つの規格から考える

size format

ポートフォリオの作成の際に気になるサイズ感の違いについて、

ここでは以下の4つについて解説していきます。

  • 管理のしやすさNo.1:A4サイズ
  • 一般的な建築図面:A3サイズ
  • 諸刃の剣:A2サイズ
  • 差別化を図るなら:正方形

ポートフォリオのサイズ①管理のし易さNo.1:A4サイズ

履歴書などとのサイズ対応なども踏まえると、採用側も管理しやすく、

持ち運びにも便利なのでとりあえず用意しておくといいでしょう。

ただ、建築の図面はA3サイズで出力することが多いので、

ある程度図面を書き溜めていて、スケールの変換が面倒くさい場合はA3でもよいでしょう。

ポートフォリオのサイズ②一般的な図面:A3サイズ

図面や、パース、写真を大きく載せることができるので、

見た時のインパクトはA4サイズよりも大きいでしょう。

半面、A4に比べて持ち運びが手間なので、持参してプレゼンする場合など自分の目的に合わせて用意しておくといいです。

ポートフォリオのサイズ③諸刃の剣:A2サイズ

 

ぼくはここで挙げたサイズのうち、A4、A3、A2サイズとほぼすべてのサイズのポートフォリオを作ってきましたが、

A2サイズは、プロッター出力に加え、製本の手間がかかり、持ち運びにも苦労した思い出があります。

さらにA2判の大きな紙を捲って説明する動作に慣れが必要なため、

インパクト重視かつ自作に自信があればあA2ポートフォリオもなくはないですが、

時間がない方や、移動性を重視したい方にはお勧めできません。

ポートフォリオのサイズ④差別化を図るなら:正方形 

既存の用紙サイズに囚われない自由な用紙サイズは、観た人によりアーティスティックな印象を与えます。

A3,A4の多い他のポートフォリオ作品に比べると、サイズ感が違うので目に留まりやすいです。

デザインセンスを問われるアトリエ向きとも言えるでしょう。

ポートフォリオは縦使いor横使いどっちがいい?

結論から言うと、こだわりがなければ横使いが一般的です。

時間がある程度あれば縦使いで他のポートフォリオとの差別化を図ってもいいでしょう。

横使い

横書きA3は、図面文化な建築業界のフォーマットとも言えそうです。

見る側も、いつもの図面を見る感覚で見れる上、図面も載せやすいので、

建築業界の転職、就活で、特にこだわりがなければこちらをおすすめします。

縦使い

 

縦使いをする場合は、図面は載せづらいですが、見開きページのインパクトはあります。

建築系ポートフォリオは一般的にA3横使いが多いので、他のものとのある程度の差別化は見込めるでしょう。

建築就職・転職用ポートフォリオ|タイプ別おすすめ

自分が行きたい会社によってポートフォリオの雰囲気や、中身も多少変えていくことも必要です。

今回は簡単に3つのケースを想定してみました。

ゼネコン・組織設計事務所

ゼネコンや組織設計では、ある程度バランスよく、見やすいポートフォリオを作っていきましょう。

図面の体裁やマナー(方位やスケール、寸法など)を気にしてみてくる面接官もいます。

アトリエ向けポートフォリオ

デザインセンスを最大限アピールできるポートフォリオだといいですね。

今まで見てきたのは、手紙のように便せんに入った

ポートフォリオや、巻物みたいなユニークなものまでいろいろ見てきましたが、

肝心の中身が伴っていることが前提ですので、こだわりすぎにも注意です。

異業種・デザイン業界向けポートフォリオ

建築以外の業種で就職・転職をする際には、建築の図面を正確なスケールで、でかでかと載せても

そこまで読み解かれることはないでしょう。専門的な図面でアピールするよりも、

グラフィックや、ソフトウェアスキル、レイアウトセンスなどで差別化していきたいところです。

建築系ポートフォリオ作成の注意点

最後にポートフォリオ作成で気をつけたいことを3つ紹介したいと思います。

注意点①ポートフォリオは作り終わってからが本番

ポートフォリオはできれば早めに完成させて、発表練習に時間を割くことを推奨します。

発表をしてみることで、自分の話しやすいようにページ順や、コンテンツを編集しなおしたくなるからです。

ページの差し替えや更新も踏まえると、リング形式のポートフォリオや、ファイリング形式のものがおすすめです。

注意点②他人のポートフォリオは見すぎない

ポートフォリオサイトにはたくさんの良作があり、ついつい眺めている時間は増えていくものです。

僕もそうでしたが、逆に人の作品集を見すぎると、自分の作品のコンセプトや世界観にも影響がでてきてしまい、

自分の持ち味のようなものが平均化されてしまいます。

今の会社の面接官にも聞いたのですが、やはりというべきか

毎回同じようなポートフォリオの束を見つめる面接官の気持ちになると、

平均化された作品集より、個性の光る作品集のほうに目が行くのは必然です。

注意点③ファイルサイズ

企業によっては、ポートフォリオデータを送付する場面もあります。

目安として3−5MBくらいの容量を求める企業が多い気がするので、

あらかじめ圧縮版データも用意しておくようにしましょう。

まとめ:ポートフォリオはつくってからがスタート

summary

ポートフォリオ作成は建築設計系就活・転職において重要であることに変わりはありませんが、

作成にはあまり時間をとれない方も多いかと思います。

おすすめなのは、まずは一周つくってみてクリアファイルに入れていろんな人にみてもらうことです。

(何か意見を言われたからと言って丸々変える必要もありませんが)

本記事を参考に、質の高いポートフォリオをひっさげ、就活・転職を有利に進めていきましょう!

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