一級建築士

【独学】一級建築士学科合格の為に実践した7つの習慣

2020-03-05

時間もお金もない状況で受かった学科試験

中堅設計事務所勤めである僕には、いわゆる大手ゼネコン勤務の方々のような

資格学校に通うお金の補助や、毎週約束された休暇はなかった。

そんな僕だったが、同じ境遇で合格した先輩や友人はたくさん見てきた。

彼らから教えてもらったノウハウを自分なりに実践してみた結果、

二度の挑戦を経て、見事学科試験を突破することができた。

学科試験に学力は関係ない。

学科試験は学力に関わらず、独学で問題ないというのが僕の感想である。

現に数年学科が不合格だった東大生の知人もいれば、

専門学校を出て一発で合格した知人もいる。

そして、学科試験のみに限っていえば、独学合格は十分に可能である。

この記事では独学で学科試験を合格した僕が

2年間こつこつと実践してきたことについてまとめたい 。

1.スマホを試験仕様に切り替える。


受験勉強を始めた日から僕は、

Instagram,Facebook,Twitterに加え、Netflix(これは本当に断腸の思いだった)

をアンインストールした。

勿論これは個人の裁量だが、僕の場合は本当に時間がなかった為、

身辺のあらゆる時間泥棒との関りを断ち、

試験勉強に充てるためには上記アプリのアンインストールは不可欠だった。

SNSをどうしてもチェックしたいときは、

その都度わざわざインストールすることで、いまこの時間が自分の勉強時間を奪っているんだという自覚をもつようにしていた。

上記アプリをアンインストールする代わりに、

間時間を最大限に活用できる4つのアプリをインストールした。

過去問アプリ​一級建築士受験対策/TK office

過去問題アプリについてはこちらのTKoffice版をオススメする。

要課金(980円)だが、値段以上の見返りはある。

クオリティ、操作性、過去問の収容数、マーク機能等、どれをとっても他のアプリに勝っているといえるだろう。
勉強を始めたばかりの頃は特に何から始めてよいのか分からないかと思うが、

手始めにまずはこのアプリで試験範囲を一周してみるとよいだろう。

隙間時間にこのアプリを開き、問題をどんどん流していくことで
出題形式や、試験範囲の大まかなイメージを掴んでいくことができる。

■Dropbox

1.で紹介したオリジナルテキストを作る際に使用したスキャンデータは、Dropboxに同期して、スマホ、自宅、会社のPCからいつでもテキストを参照できるようにした。

■Study Plus 勉強時間管理アプリ

毎日の勉強時間はこのアプリで記録していました。教科や時間毎に勉強時間を仕分けできるので、後々自分が何の教科をどのくらい勉強しているかがわかり、学習計画の立案に役立つ。

■Youtube 

移動中なども、音声学習で隙間時間をフルに利用した。

一級建築士と検索するだけでけっこう過去問や法規の条文など

聞き流しに最適な教材が目白押しなので、使わない手はない。

アプリの配置も徹底する。
加えてこれらのアプリを親指から最も近い5列目付近に固めて配置することで、

勉強へのハードルを限りなくゼロに近づけていた。

 2.一日2時間以上勉強する。

合格に必要な勉強時間は600~1000時間と言われている。

仮に1000時間を目標にすると、単純計算で受験日のちょうど一年前から

1日3時間のペースで勉強に励んでようやく届くような数字だ。

(3h×365day=1095時間)

勉強に取り組む前、
どうやったら一日に3時間も勉強できるんだというのが僕の素直な意見だったのだが、

以後隙間時間の活用を意識するだけで

一日最低2時間の勉強時間が自動的に確保できるようになった。

以下が、当時の僕の一日の勉強時間である。8:00-8:30     通勤 :スマホ学習0.5h

9:00-12:00   勤務   : 隙があればPCでテキストPDFの閲覧。一日計0.5H 

12:00-13:00昼休み :座学o rスマホ学習0.5h

13:00‐20:00 勤務

20:30‐21:00 通勤 : スマホ学習0.5h

ご覧の通り、帰ってきてへとへとのなか机に向かわずとも、

隙間時間の活用だけで一日2時間もの勉強時間を捻出することができている。

これに加えて余裕のある土日に少し力を入れてみるだけで、

1000時間というボーダーはそこまでハードルが高くないと言えるのかもしれない。

(かくいう僕は合計600時間であったが。。。。)

 3.道具にこだわる。

通年でのモチベーション維持が難しい一級建築士試験だが、

兎に角、勉強に関わるアイテムにこだわることで、勉強を楽しんでいた。

そこには多少の出費もあったが、

無論資格学校に支払うお金に比べれば大したことはない

一本のボールペン選びから、テキスト、それらを収容するバックパック、服装など、

身の回りのあらゆる道具を少しづつアップデートしていくことで、

一級建築士に着々と近づいていく感覚が少なからず

僕のモチベーションになっていた。

そうやって、選ばれた道具たちというのは受験後でも永く愛用できるものなのである。

↑愛用したモレスキンノートとフリクションの2色ペン。
私が選んだアイテムについては今後まとめていこうと思う。

 4.勉強場所を確保する。

自宅で黙々と学習ができればそれに越したことはないのだが、

時には外で気分を変えて勉強したり、

会社の近くに隠れ家を見つけて仕事の合間にこっそり勉強したり

なんていう状況の方が多いのではないだろうか。

勉強を始めるにあたり、自宅と会社近辺の半径1km以内のカフェや図書館といった

勉強スポットのリサーチをお勧めする。

質のいい勉強時間を確保するためにも、

自分の身の回りの環境を把握することは重要なのだ。

僕の場合は、昼休みに会社近くの図書館で勉強し、

会社帰りにはカフェを活用するなど、

時間や気分に応じて使い分けていた。

しかしながら、試験直前になると時間帯や利用者数によって席が埋まったり、

騒がしかったりといった勉強環境の変化さえストレスに感じられたので

会員制のレンタルオフィスに試験前の2か月間入会したりもした。

こちらも資格学校の受講料に比べると、大したことのない額なので、

積極的に利用してみては如何だろうか。

5.時には休む。

長い試験勉強期間中、やる気が出ないときは定期的に、飲みに行ったり、趣味に没頭したりして気分転換を計っていた。

できれば適度な運動もお勧めする。

僕は意識的に毎朝30分程度のランニングを行なっていた。

なぜなら試験本番では知力は勿論のこと、

同姿勢で一日中机に向かう体力も必要になってくるからである

適度な運動は全身に酸素を行き渡らせ、脳の働きを助ける。

ある実験では、一日中勉強させた学生よりも、適度な中休み休憩を与えた学生の方が

成績がよかったというような結果も出ているそうだ。

ほかにも休日の使い方として実際の建物の見学にいってみると良いかもしれない。

計画では毎年、【建物実例】が出題されるので、

最新の建築誌の情報だけでなく、普段から意識して建築を見に行ったりと

情報収集する姿勢が大切なのである。

6.戦友をつくる。

資格学校に通っていない私に試験に関する情報を与えてくれたり、

成績不良で落ち込んでいるときに心の支えとなってくれたのは、

同年度に受験を予定していた同僚や、受験経験のある友人だった。

特に、受験経験のある友人からの情報というのは有益で、

一級建築士の独学勉強は、まずは受験経験のある友人に

資格学校のテキスト+受験談を譲り受けることから始まる

いっても過言ではないだろう。

最近ではメルカリなんかも利用するのも手の内である。

 7.長期スケジュールを制する

僕が本格的に試験勉強を始めたのは受験年の2月からだった。

以下が当時の月別の勉強スケジュールだ。

1月:法令集の線引き、自宅の環境整理

2月:過去問1周目

3月:テキスト1周目

4月:過去問/テキスト 2週目

5月:過去問/テキスト 3週目

6月:過去問/テキスト 4週目

7月:過去問/テキスト 5週目

ご覧のように僕が実践していた勉強法は至ってシンプルで

過去問→テキスト→過去問→テキストの繰り返しによるものだった。

はじめに過去問を一周する理由は、

・テスト形式にいち早く慣れる

・試験の出題範囲を把握する

という2点である。

はじめからテキストとにらめっこしてしまうと、

膨大な出題範囲に挫折し、勉強のリズムがつかめなくなってしまうからだ。

また、全体スケジュールに関して私がもう一つ言えることは、

試験前一週間は仕事を極力休む。ということだ。

この一週間前の追い込みというのが本当に大切になってくる。

もちろんこれまで勉強してきた結果が長期記憶となるのであるが、

学科試験というのは広範囲でかつ、予想外の問題が出題される近年の傾向を鑑みると

この詰め込み期間で少しでも予備知識を増やしておいて、

試験時に「見たことがある」とっかかりを作っておくと、

四択のなかから少しづつでも解が絞れていくため得点率がじわじわとアップする。

この一週間前休みが、いかに大切かというのは

僕を含めた、周囲の合格者が異口同音に唱えている

一年に一度の試験なので、予め上司に相談しておくことをお勧めする。

学科試験では自分が受験生であるかを周囲に周知し、

周囲の協力を得ながら勉強ができる環境をつくっていくことも大切になってくるのだ。

番外編:「勉強のための勉強」におすすめしたい本

話は変わるが、僕自身の人生における受験経験について話せば。

私の最初で最後の受験勉強というのは、高校受験だった。

小、中は、地元の学校で過ごし、大学は推薦で入ったため、

いわゆる受験勉強のような勉強体勢からはしばらく遠ざかっていた。

なので一級建築士試験を受験しようと思ったとき、

「あれ、勉強ってそもそも何をどうするんだっけ?」

という絶望的な状態からのスタートを切ることになり、

途方に暮れた僕は気晴らしも兼ねて、

ベタではあるが漫画「ドラゴン桜」を読んでみることにした。


これが衝撃のおもしろさで、人間科学に基づいた数々の勉強方法のアイデア

どれも説得力のあるものばかりでもっと早く読んでいれば

僕の人生もまた違ったものになっていたのかも…と考えてしまうほどだ。

僕の勉強法は、ドラゴン桜で得たノウハウに根差している部分も多分にある。

時間があれば是非一読する事をお勧めする。

ツイッターでフォローしてみてもいいかもしれない。
(僕は受験中、SNSはすべてアンインストールしていたので。。)

まとめ

以上が僕が一級建築士に合格するために実践した7項目だ。

今一度まとめてみよう。

  • 1.スマホを試験仕様に切り替える。
  • 2.一日2時間以上勉強する。
  • 3.道具にこだわる。
  • 4.勉強場所を確保する。
  • 5.時には休む。
  • 6.戦友をつくる。
  • 7.長期スケジュールを制する

当たり前のことしか言っていない感もあるが、

これらのことをいかに愚直にやりきるかというのが

とても大切になってくるのは言うまでもない。

今後も試験を乗り切る上で大切な道具選びや、

勉強方法についてアップしていこうと思う。

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