
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
本記事では、Autodesk社の3DCADソフトの、
InventorとFusion360を7つの項目で比較していきます。
結論
ざっくり言うとFusion360はとりあえず3DCADを使ってみたい方向け、
Inventorはより専門的に3DCADを使いたい方向けです。
InvetorとFusion360それぞれ詳しいレビューや体験方法についてはこちらの記事をご覧ください。
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無償利用OKの3DCAD?Autodesk Fusion360とは
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Fusion360の30日無料体験はこちら|Autodesk公式サイト
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Inventorの30日無料体験はこちら|Autodesk公式サイト
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Fusion360もInventorも、どちらもAutodesk社の製品です。
Autodeskってそもそも何?という方や、どんなソフトを取り扱っているか知りたい方はこちらにまとめています。
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もくじ
InventorとFusion360を8つの項目で比較

ここからは以下の8つの項目で両ソフトを比較していきます。
ざっくり表にしてみるとこんな感じです!
Fusion360 | Inventor | |
コスト | ○ | ○ |
作図機能 | ○ | ○ |
操作性 | ○ | ○ |
CAM機能 | ○ | △ |
大データの取り扱い | △ | ○ |
解析の種類 | ○ | △ |
データの取り扱い | クラウドベース | Autodesk Vault(同梱ソフト)の使用で ファイル整理、ファイルの使用制限管理等が可能 |
無料体験 | 30日間 | 30日間 |
詳しく見ていきましょう!
コスト|Fusion360は非営利目的なら実質無料
料金体系は、二つともそこまで変わりはありませんが、
しいて言うなら個人で趣味的に利用するならFusion360がより手軽です。
商用利用でなければ、なんと無料で利用できるのです。
Fusion360の30日無料体験はこちら|Autodesk公式サイト
作図機能はInventoerの方が精度は高い
3DCADを使ってしっかり作図までやるならCADデータの互換性が高く、
JISやISOにも対応した図面が描けるInventorの方が便利です。
ただ、一般的に3DCADはモデリングのみにとどめて、作図はCADソフトで別途やるのも普通ですし、
Fusion360でも描けないことはないので、個人利用目的で作図を行うくらいであれば問題ないかと。
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CADソフトや3DCADソフトは建築や機械設計でよく用いられています。
予備知識として知っておくと何かと便利なので、未経験の方はこちらの記事もおすすめです。
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操作性やUIはどちらも似ている
Autodeskの製品は基本的にUIが統一されているので、
ショートカットも基本同じなので、操作方法にはそこまで大きな違いはありません。
CAM機能ならFusion360
Fusion360には、あらかじめCAM機能が付いています
CAMとは、CADで作った図面を、3Dプリンタやレーザーカッターなどの工作機械が読み込めるデータに変換する機能です。
InventorでCAMを導入する場合は、CAMソフトウェアを別途購入する必要があります。
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大きなデータを扱うならInventorが優秀
両方とも「アセンブリ」という部品管理の機能が設けられているので
ある程度部材数の多いデータも管理できるのですが、
Inventorの方が、アセンブリの機能が豊富で、溶接表現や、ファイルの軽量化など
比較的部材数の多いデータでもよりスムーズに、より細やかに編集が可能です。
解析の種類はFusion360の方が多い
どちらも3DCADでありながら解析シミュレーションもできるのが魅力ですが、
特にFusion 360の方が、解析できる分野は多いです。
ただし、Inventorも別途ソフトを購入すれば、様々な解析が可能になります。
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データ共有方法
Fusion360はクラウドベースのソフトなので、チームでのデータ管理も容易です。
InventorもAutodesk Vaultという同梱ソフトを使えばファイル整理や、ファイルの使用制限などの管理が可能です。
どちらも30日間無料体験可能
まずは試しに使ってみてから判断したいという方も、30日間の無料体験期間を利用されているのでこちらを利用しない手はありません!
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Inventorの30日無料体験はこちら|Autodesk公式サイト
- コスト|Fusion360は非営利目的なら実質無料
- 作図機能|Inventoerの方が精度は高い
- 操作性やUIはどちらも似ている
- CAM機能ならFusion360
- 大きなデータを扱うならInventorが優秀
- 解析の種類はFusion360の方が多い
- データ共有方法
- 無料体験はどちらも30日間可能
Fusion360はこんな方におすすめ
以上から、Fusion360の導入をおすすめしたいのはこんな方。
Fusion360はこんな方におすすめ
- 3DCAD初心者な方
- 個人で無料で利用したい方
- CAMや解析を課金なしですぐに使いたい方
Fusion360の30日無料体験はこちら|Autodesk公式サイト
Inventorはこんな方におすすめ
Inventorの導入をおすすめしたいのはこんな方。
Inventorはこんな方におすすめ
- 機械設計分野などより専門的に3DCADを使いたい方
- 精度の高い図面を描きたい方
- 部材数の多いデータを扱いたい方
まとめ|まずは無料体験からはじめよう

いろいろと書いてきましたが、ざっくり言うと
Inventorはより専門的に3DCADを利用したい方、
Fusion360はとりあえず3DCADを使ってみたい方向けです。
二つとも30日間の無料体験があるので、ぜひ使ってみましょう。
特にFusion360は、商用利用でなければ無料で使えるので、初心者にもうってつけです。