こんにちは!ラダーです。
一級建築士としてリモートで設計活動を行っている僕は
在宅勤務の効率を上げるべく、自宅の環境改善に勤しんでおります。
今回は一級建築士の僕が、どのように「自宅マンションのベランダのDIY」を行ったかについて記事をまとめました。
本記事の内容
- 狭小マンションベランダでもリモートワークは可能か
- ベランダDIYに必須な道具3選
- その他、ベランダの環境改善におすすめなアイテム
- ベランダDIYのメリット・デメリット
- ベランダ・バルコニーDIYの手順
結論
狭いベランダでも、工夫次第で快適で居心地のいいスペースはつくれます。
むしろ狭いほど、それだけコストもかかりませんし、メンテも楽ちんです。
この記事を読めば、自宅のベランダに合った空間づくりのヒントを見出すことができますよ。
もくじ
狭いマンションベランダでもリモートワークは可能か?:可能です。

みなさんのバルコニーの大きさはどの程度の大きさでしょうか。
実際ベランダはあるけどゆっくりできるような環境ではないという方も多いかと思います。
ですが、狭いからと言ってベランダに出ないのはもったいないことなのかもしれません。
例えばヨーロッパではどんなに小さなベランダでも
椅子とテーブルを設えることで豊かに暮らしています。

しかしながらすこしだけ手を加えることで生活がぐっと豊かになりました!
ベランダ(バルコニー)DIYに必須な3つのアイテム:合計予算2万円以下

ここからは僕の自宅のバルコニーのビフォーアフターを事例に
ベランダDIYのステップを見ていきたいと思います。
まずは現状の写真を御覧ください。
Before

ご覧のように、元はよくあるマンションの寂れたバルコニーでした。。
ベランダの形もいびつだし、床はなんだか薄汚れているし、
とても落ち着けるような場所ではありません。
このままではベランダでリモートワークなんていうのは夢のまた夢のお話です。
ここから一念発起してDIYに取り組んだ写真がこちらです。
After

いかがでしょう!
緑と温かみにあふれた落ち着きのある半屋外空間が完成しました!
もともとの暗澹とした、ものを干すだけのバルコニーとは雲泥の差です。
実は全行程を実現するまでにかかったのは実質2日。
しかも出費は合計で2万円以下です!
しかも、特別な工具も一切使っていません。
これからご紹介するアイテムを揃えれば誰にでも実現できますので
みなさんもぜひトライしてみてください。
ベランダDIYに必須な3つのアイテム

ここからはベランダのDIYをやるにあたって
ぼくが実際に使用した3つのアイテムを挙げていきます!
それではご紹介します!
ベランダライフに必須な3つのアイテム
- IKEAのフロアデッキ
- 折りたたみテーブル+椅子セット
- シェード
順にみていきましょう!
①IKEAのフロアデッキ

一番はじめにあげたいのはなんといっても床材です。
耐候性に優れたアカシアの無垢材でできたフロアデッキ。

こちらのIKEAのフロアデッキは品質にもコスパにも優れたデッキ材で、
ネット上でもベランダDIYにこちらを推す声はかなり多いです。

サイズは30センチ角ですが、上の写真のように適宜必要なサイズにカットして調整可能。
ぼくの自宅のような不整形なバルコニー形状でも
空間に沿ってきれいに隙間なく設置できる点もありがたいです。
②IKEAサルトホルメンテーブル+折りたたみチェアセット

こちらもベランダによく置いてあるIKEAのテーブルセット。
ベランダ椅子の定番の「TERNOテルノー」でも良かったのですが、木の経年変化と、木と木の隙間が気になり、
スチール製の「サルトホルメンテーブル」を購入しました。

写真のように折りたたむととてもコンパクトなので、洗濯物も十分に干せます。

付属のクッションが心地よく、長時間のリモートワークも苦にならないのが好ポイント。
③シェード

我が家のベランダの手すりは壁タイプで、下からの目線を気にすることはありませんでしたが、
なかなか床のデッキとの相性を考えると、どうしても既存の壁面のままだと残念なのでシェードを設置しました。
シェードは目隠し効果だけでなく、壁面に装飾として設置するだけで
精神的にはかなりリラックスできます。
本当は木製の壁面がよかったのですが、以下のような理由でシェードを選びました。
ベランダ壁面にシェードを選んだ理由
- 価格が安い(1,000円〜4,000円)
- 色、サイズ等、種類が豊富
- 設置が容易(結束バンドや紐があれば手すりにかんたんに設置できる)
- 場所をとらない
- メンテ不要
- ベランダの形状に合わせてシェードを切って自由に加工できる
とにかくコスパを優先したいという方や、DIYに慣れていないという方、そこそこのクオリティで言い方なんかには
シェードの設置は20分もかからず終了するので、本当に楽ちんです。

ベランダ、ベランピングにあると便利な道具

ここからは、僕自身が順次増やしていったベランダ生活を豊かにするアイテムたちを紹介します。
ベランダライフを豊かにするアイテム
- 観葉植物
- 人工芝パネル
- 鳥よけ
- ろうそく
- 燻製器
- 延長コード
- ひざかけ
①観葉植物

壁と床が整ってきたら、植物を順次入れてあげるとQOLが爆上がりします。
参考ですが、我が家では、以下のような植物を取り入れています。
いずれも屋内用ですが、天気のいい日は外に出しています。
- ネフロレピス
- シマトネリコ
- カポック
- テーブルヤシ

小さめの植栽は、このような壁掛けのプランターに入れています。
②人工芝パネル

前述のIKEAのデッキ材を敷き詰めたあと、ふと思い立って購入したのがこちらの人工芝パネル。
バカにしていましたが、よく足を置く場所においておくと、非常にチルです。
我が家では非常ハッチの上に敷いて段差解消になり、非常時にも外しやすい設えとしています。
③鳥よけ

人間にとってベランダが快適になってくると、他の動物にとっても快適なスペースになってくるのはあたりまえ。
ベランダ周りに死角や、人間の手が届かなさそうな平場があったりすると、そこは鳥の格好のとまり木になってしまいます。
我が家もベランダ生活をはじめてから、こちらのような鳥よけを設置するようにしましたが、効果は絶大で、
それまではちょっと背の高い室外機の上なんかに止まっていた鳩などが一発でいなくなりました。

鳥たちがいつのまにやら群がっている光景は想像に易いですよね。。
④キャンドルorランタン
ベランダを整備すると、夜もベランダで過ごすことが多くなります。
キャンドルや、キャンプ用のランタンを準備しておくと、ムーディーな空間に様変わりしますよ。

⑤燻製器

週末はよく燻製器でウインナーや、チーズを仕込みます。
僕が買ったのは、ホームセンターに売っていたこちらのミニタイプの燻製器です。
⑥延長コード
我が家は幸い電源が近く、そこまで必要ではなかった延長コードですが、場合によっては用意しておくと便利です。
⑦ひざかけ
ベランダにいる時間が長くなったので、欠かせないのがひざかけ毛布。
ストーブはまだ導入していませんが、ゆくゆくはあるといいかもなあと思ったりもしています。
日除けグッズ

我が家は西向きのバルコニーなので日当たりが厳しく、午後はシェードをかけることが多いです。
シェードは壁に敷設したもののあまりを使っています。百均の結束バンドと付属のひもと、
壁付けのフックをはがせる強力両面テープで設置しています。

シェードがやや面倒なときや、景色を楽しみたいとき、日差しがよわい日などは
帽子とサングラスで過ごしています。

ベランダDIY,ベランダリモートワークのメリット

ベランダを改造してみて実際にどんなメリットがあったかをまとめておきます。
- 気分転換になる。
- アウトドアディナーやバーなど、夜のアクティビティがより楽しい。
- 仕事の邪魔が入りづらく、生産性があがる。
- 比較的安価でベランダアイテムは揃う。
- 休日のコスパと満足度が高い
順にみていきます。
気分転換になる。

外出自粛中でも快適に在宅で仕事ができたのは、ベランダを整備したおかげです。
日常のちょっとした息抜きにも利用できてストレス解消になります。
夜のアクティビティがより楽しい。
最近はお酒やコーヒーを持って夜のベランダでまったり本を読んだり、
家族でディナーを楽しんで過ごす一時が至上の楽しみになってきています。
普段とは違う、薄暗さが疲れた心と体を癒やしてくれます。
仕事の邪魔が入りづらく、生産性があがる。

リモートワークをやるためにつくったベランダ空間ですが
その効果はあやはり計り知れないものがありました。
まず、一旦外に出て仕事に入ると、誘惑の多い家の中とは距離がおけるので、
集中して仕事に打ち込むことができ、生産性が上がるのです。
また、空気の入れ替えをする必要もないので非常に快適に仕事を行うことができます。
比較的安価でベランダアイテムは揃う。
はじめに述べたように、最低限デッキと机・椅子、2万円もあれば
ベランダは一気に魅力的な癒やしスポットとなります。

休日の過ごし方が変わり、時短とコスパを両立できる

ベランダに出始めると、とにかくベランダの環境改善が楽しくなってきて、
そのうち、休日などに出歩いて外食やショッピングに明け暮れるよりも、
家でコストを抑えながら、リラックスした時間を過ごせるようになります。

ベランダDIT,バルコニーリモートワークで注意したいこと。

ここからはベランダをDIYするときに気をつけておきたいことについてまとめておきます。
- 実測や準備等が若干面倒。
- 隣地や、隣戸など、屋外環境には注意が必要。
- デッキ材や木材は経年変化に注意。
実測や準備等が若干面倒。
ベランダを整備するにあたって重要なのは、サイズをしっかり測ること。
多少面倒くさいかもしれませんが、面積そのものは広くはないので、サクッと図ってしまいましょう。

高いところや離れた場所を測るのも簡単で、建築関係者の方にはおすすめです!
隣地や、隣戸など、屋外環境には注意が必要。
ベランダで楽しく働いたり、食事をする際には、周辺への光や音や臭いにも配慮が必要です。
事前に周辺環境などは調べておくようにしましょう。

デッキ材や木材は経年変化に注意。
ベランダは屋根付きの空間がほとんどなので、雨が直接入り込むよりは屋外家具のダメージは少ないですが、
それでも、屋外であることに変わりはないので、家具や、電化製品の出しっぱなしなどには注意しましょう。
ベランダで仕事をしていて、すこし室内に戻ったままPCを外に置き去りにしてしまい、
そこに雨天が重なったりすると、PCがダメージを受けてしまう恐れもありますので注意しましょう。
ベランダ・テラスDIYの手順

ここからは僕がベランダDIYを行うためにたどったプロセスをまとめてご紹介します。
と言っても、ごく当たり前なことなので、気構える必要はありません。
Step1:実測・デザイン検討

まずは実測から始めましょう。実測したら,きたなくてもいいので、
簡単なスケッチやメモに残しておくと必要な材料や、家具の大きさなどの見積もりを建てられます。

デッキ材の購入枚数や導入家具などのサイズを検討しています。
Step2:見積もり・購入

実測が終わったら順次購入アイテムの整理や、ざっくりの予算整理、購入など進めていきましょう。
例えば、我が家の場合は、手始めに、
- IKEAのウッドデッキ9枚入りセットを2セット
- シェード600✕100mm
- IKEA サルトホルメン テーブル+折りたたみチェア
を購入し、順次他のアイテムを導入していきました。

Pinterestや、ブログなどでテラスの完成イメージをふくらませていきましょう!
Step3:設置作業
注文が終わればあとは順次設置していきましょう。

僕の場合は、以下の流れで設置を進めていきました。
設置のながれ
- ベランダのかんたんな掃除
- 床材の設置
- シェードの設置
- 家具の設置
- その他必要なアイテムの導入
床材設置のポイント:必要に応じてパネルを切る
テラスのサイズに合わせて、ペンチでパネルを切ってサイズを調整します。
現場でみながらやるのもいいですが、事前に実測して計算しておくとスムーズです!
シェードの設置のポイント:結束バンドを活用

写真のように、手すりなどに結束バンドを使って固定すると、
目立たないうえに安価でしっかり固定できます。
家具設置のポイント:座ったときの目線は重要

我が家は周辺にも同じような集合住宅があるため、視線の見合いを防ぐことは重要なポイントでした。
そこで、観葉植物を置いて見合いがおこらないようにして、
いす・机の高さも腰壁から少し低めの位置におさまるものを選んでプライバシーに配慮しました。
一方で妻は手すりが見えるくらいの方が開放的でいい!という意見もあったので
この辺は一緒に住むパートナーがいる場合は相手の意見や体型に合わせながら
家具を選んでいくとGOODです。
まとめ:ベランピング、ベランダリモートワークをはじめよう!

ベランダは小さくても、椅子とテーブルを設置すればすぐさま快適な屋外空間に早変わりします。
今はいろんな便利グッズも売ってますので、ネットで探せばすぐに購入することができます。
みなさんも、この機会にぜひご自分の家のバルコニーを快適に設えて、ストレスレスな在宅勤務、お家時間を過ごされてください!
関連記事
-
-
建築家のぼくが選ぶ2020年の個人的ベストバイ7選
続きを見る
-
-
【irose財布レビュー】1年使ってみたが…|リアルな口コミ
続きを見る
-
-
【即効性あり】眠れない時に効果的なピアノアルバム5選
続きを見る