ここでは一級建築士学科試験を独学で乗り切るで大切なアイテムである
テキスト選びと、テキストを活用した勉強方法についてお伝えしたいと思います。
僕の学科試験時の教材、道具選びのコンセプトは、
できる限り軽く、小さく、少なくでした。
それは、僕が置かれた環境である設計事務所勤め、つまり激務の中でも勉強時間を捻出することを考えると、昼夜場所問わずどこでも勉強ができるように持ち運びが容易な勉強道具を選択するという結論に至りました。
これからご紹介するテキストとその勉強法によってみるみる成果が出始め、
最終的には 1年目68点 → 2年目110点
と大幅に成績を上げることができました。
1.軽い、薄い、覚えやすい、オリジナルテキスト

昨今の本気試験課題は、過去問攻略だけでは読解に苦しむ、
偏屈な問題が多くなっています。
対策としては、テキストに記してある事柄を本質から理解することに尽きます。
僕も、模試を受験していくなかで、
過去問中心の勉強からテキスト中心の勉強に切り替えることで得点力がアップしました。
テキストはできれば大手資格学校が講義で使用しているテキストが
よくまとまっているのでおすすめです。
特に推したいのがS資格学院のテキストだ。
要点や頻出ポイントがわかりやすく網羅されている。(私は合格した友人から譲り受けた数年前の5教科テキストを使用していた。)
その後、以下のような流れで自分なりにテキストをアレンジして使用していた。
①法規を除く全教科,全ページのスキャンをとる。
(法規は過去問と法令集の往復だけで十分に勉強できるので、必要のある方だけで良いかと。)
②スキャンをとったらA4両面印刷。

めくるとこのような感じ。
実感としては、資格学校のテキストに比べて、見開きの情報が倍になるため、
前後ページの情報を
より関連付けで覚えやすくなる。
サイズ感や開き勝手的には
建築申請memo的な使い方に似ている。
③スキャンデータは
スマホやDropobox 等に同期する。
隙間時間学習用に電子データをiphone,会社用PC等各所に用意しておく。
以上のプロセスを経ることで、
分厚くて大きな教科書を、薄く、小さくして
持ち運びできるようになった。
これによって
勉強への取り組みのハードルを下げ、
スキマ時間やふと思い出したときにすぐに参照することで、
繰り返し学習のクセを定着させる。
これまでの全行程は、賞味半日程度あれば終わるので、時間的なロスも少ない。

この小ささ、薄さへの取り組みは具体的な重量でいうと
資格学校テキスト4教科:2.2kg → オリジナル版 4教科:1.1kg
となり、約50%の減量に成功した!
たった半分か、されど半分。
この1kgこそがただでさえ高い
勉強へのハードルをさらに高くしていたのだ。
今までの内容をまとめてみた。

この表で改めて比較してみると、
僕が縮小版テキストを
おススメする理由は一目瞭然である。
■テキストの活用法
僕がテキストを開いたのは、
2週目の過去問を解き終わってから。
時期にすると5月ごろからだろうか。
7月の本試から逆算すると
テキストを見るタイミングが
遅すぎるのではないかという声もあるだろう。
これは1ページづつテキストを見ていったのではとにかく広範な学習が間に合わないためである。
僕は以下のようにテキストを活用していた。
1.わからなかった過去問に関連するページをテキストから探す。
2.理解できたことを簡単で良いので、図や語呂などにしてテキストに書きこむ。
3.そのページに付箋をつけておく。

これをやる事でわからない部分がどの位置にあるのかを可視化することができる。
この付箋をつけた弱点ページをいつでも参照できる状態にしておくことでいつでも反復学習できる。
何度も繰り返し見ていくと、自然とそのページの記憶が、テキストのどの部分だったかということが、付箋なしでも自分の頭の中で再現できるようになってくる。
その付箋の参照の必要がなくなったとき、
つまり付箋を取るときが理解できた時である。

厄介なコンクリートの種別も自作で表を制作した。
また、あらかじめテキストを白黒印刷し、
自分が間違えやすい部分に鮮やかなマークを
つけることで、自分の弱点がより目立つように工夫した。

まとめ

ここまでの内容をまとめる。
・持ち運びを重視して、テキストは薄いものを用意し、どこでも勉強できるようにすること。
・テキストは極力同じものを使うこと。
・S資格学院版のテキストがおすすめ。
・テキストは何度も間違えるところを重点的にマークして、反復で覚えること。
テキスト学習は、過去問学習の土台の上に成り立つものであり、その逆もしかりだ。
過去問だけを解いて入れば合格していた旧来の試験体制から、少しずつ新規傾向問題が増えている近年の試験において、自分にあったテキストを見つけて、包括的に勉強していくことが重要だ。
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